ショパンの手紙を検証する
-The Inspection of Chopin's Letters-


ショパンの手紙に紛れ込んでいる、
「知られざる贋作」の数々を次々と暴きながら、
その謎多き生涯に新たな光を当てるショパン研究サイト


フレデリック・フランソワ・ショパン(18091849
Frédéric François Chopin
19世紀を代表するポーランドのピアニスト兼作曲家。
その作品のほぼ全てがピアノ曲であり、「ピアノの詩人」と呼ばれ親しまれている。
彼に関する資料は、激動する祖国の歴史の中で戦火に紛れ、
そのために多くの謎と虚飾を生み出す事となってしまっている。


更新日:2013224
検証12-3:自他共に認める筆不精のショパンが、果たして日記など書くのか?▼


 目次 ご覧になりたい 下線項目 をクリックして下さい) 

序章
ショパンの手紙は贋作だらけである

(BGM/革命のエチュード)

1.全体の30~40%はほとんど信用出来ない▼
2.贋作天国は何故起こったのか?▼
3.最初の書簡編集者カラソフスキー、その欺瞞の数々▼
4.カラソフスキーとショパン家の「交際」の実態(その1)▼
5.カラソフスキーとショパン家の「交際」の実態(その2)▼
6.ショパン自身に起因する問題▼

検証1
ニコラ・ショパン、19歳の手紙・
前編


(BGM/月光の曲)

1.父ニコラ・ショパンの謎▼
2.ワルシャワ、1790年9月15日▼
3.ショパン家の系図▼
4.ニコラの育った家庭環境とは?▼
5.ニコラをポーランドへ導いた人物とは?▼
6.フランス時代のニコラは、一体何処で何をしていたのか?▼
7.何故ポーランドへ渡ったのか?(その1)▼
8.何故ポーランドへ渡ったのか?(その2)▼
9.何故ポーランドへ渡ったのか?(その3)▼

検証1
ニコラ・ショパン、19歳の手紙・
後編


(BGM/別れの曲)

10ニコラの出国は正確にはいつだったのか?▼
11
ニコラのプロフィールに関する謎▼
12
あるフランス人の煙草工場に勤めていたというのは事実か?▼
13
マリー・ヴァレフスカの家庭教師だったというのは事実か?▼
14
コシチウシュコの反乱に参加したという英雄伝説は事実か?▼

検証2
汚れなき初期書簡の意義

(BGM/ピアノ・ソナタ第1番 第1楽章、
前奏曲第7番、ポロネーズ第111213番、
マズルカ第8番)

1.ショパンの本当の生年月日(誕生日)は一体どれなのか?▼
2.幼年期のグリーティング・カードが語るショパンの家庭環境▼
3.手紙を書くより、楽譜を書く方が2年も早かった▼
4.1823年、初めての手紙は何故書かれたか?▼
5.1824年、初めての家族書簡は何故書かれたか?▼

検証3
ショパン唯一の文学作品
『シャファルニャ通信』

(BGM/マズルカ第23134567番)

1.『シャファルニャ通信』 1824年8月16日号▼
2.コルベルク書簡に垣間見える友情のニュアンス▼
3.『シャファルニャ通信』 1824年8月19日号▼
4.『シャファルニャ通信』 1824年8月24日号▼
5.『シャファルニャ通信』 1824年8月27日、金曜日号▼
6.『シャファルニア通信』 1824年8月31日、火曜日号▼
7.『シャファルニア通信』 1824年9月3日、金曜日号▼

検証4
看過された「真実の友情物語」
ビアウォブウォツキ書簡


(BGM/マズルカ第910番、
ロンド ハ短調 作品1
マズルカ第111214151617
52
53番、
ポロネーズ第14番)

1.第1便、この友情が特別だった理由▼
2.行間から読み取れるビアウォブウォツキからの返事(その1)▼
3.1825年夏、ノンフィクション版『シャファルニャ通信』▼
4.本物のマトゥシンスキ書簡に垣間見える友情のニュアンス▼
5.会えなかった二人▼
6.そして本当の文通が始まった▼
7.ビアウォブウォツキとジヴニーの密約(その1)▼
8.ビアウォブウォツキとジヴニーの密約(その2)▼
9.生地ジェラゾヴァ・ヴォラでのクリスマスが語るもの▼
10ビアウォブウォツキの沈黙▼
11行間から読み取れるビアウォブウォツキからの返事(その2)▼
12行間から姿を消したビアウォブウォツキ▼

検証5
ライネルツ伝説の謎

(BGM/ポロネーズ第15番、
マズルカ風ロンド、ドイツ民謡による変奏曲)

1.1826年夏、「ライネルツ伝説」の実態とは?▼
2.ショパンが沈黙する本当の理由▼
3.「ライネルツ伝説」、その物語の舞台裏▼

検証6
看過された「真実の友情物語」・
後編


(BGM/3つのエコセーズ、ポロネーズ第8番、
ノクターン第19番、葬送行進曲ハ短調、
フーガ イ短調)

1.1826年秋、ワルシャワ音楽院へ▼
2.1827年新春、行間に消えた年賀状▼
3.ビアウォブウォツキへの最後の手紙▼
4.二人目の神童エミリア・ショパン、その14歳の死▼
5.1828年春、そしてビアウォブウォツキもいなくなった▼

検証7
ヴォイチェホフスキ書簡と
ベルリン紀行


(BGM/マズルカ第47番、コントルダンス、
4
手のための変奏曲、歌曲・消え失せよ
お手をどうぞ変奏曲・ピアノ独奏版&2台ピアノ版、
ロンド ハ長調・ピアノ独奏版&2台ピアノ版)

1.誰も「ヴォイチェホフスキ書簡」の原物を見た者はいない▼
2.ヴォイチェホフスキ書簡・第1便の真実▼
3.ベルリン紀行・第1便に見る、カラソフスキーの印象操作▼
4.ベルリン紀行・第2便、メンデルスゾーンとのニアミス?▼
5.ベルリン紀行・第3便、消えた《魔弾の射手》とラジヴィウ公▼
6.ヴォイチェホフスキ書簡・第2便の真実▼

検証8
第1回・ウィーン紀行

(BGM/
ポーランド民謡による大幻想曲・ピアノ独奏版&2台ピアノ版、
演奏会用大ロンド「クラコヴィアク」・ピアノ独奏版&2台ピアノ版、
ポロネーズ第9番、パガニーニの思い出、歌曲『どんな花』)

1.第1便/なぜ助成金の申請は却下されたのか?▼
2.第2便/驚くべき歓待と演奏会への誘い▼
3.第3便/ウィーンの舞台に立つ▼
4.第4便/追加公演決定の知らせ▼
5.第5便/物事がクレッシェンドに進んで行く▼
6.第6便/プラハより▼
7.第7便/ドレスデンより▼

検証9
ヴォイチェホフスキ書簡・第2期

(BGM/ワルツ第15番、第13番、
エチュード第1番、序奏と華麗なるポロネーズ(2台ピアノ版)、
ピアノ協奏曲 第2番(2台ピアノ版&ピアノ独奏版)、
歌曲『願い』、ワルツ第14番、エチュード第2番、
歌曲『好きな場所』、ワルツ第16番、第17番、
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ(2台ピアノ版
&ピアノ独奏版、
歌曲『酒宴』、
ピアノ協奏曲 第1番(2台ピアノ版))

1.文通の始まり/もう一つのウィーン紀行▼
2.捏造された初恋物語▼
3.告白に対するヴォイチェホフスキの無関心▼
4.ラジヴィウ公爵邸にて/グワトコフスカは理想の人ではない▼
5.記念すべきプロ・デビュー公演にすら来ない男▼
6.成功の余波▼
7.初めての憂鬱と歌曲《乙女の願い》▼
8.噂の恋人?「モリオール嬢」の存在について▼
9.どちらが「理想」?ゾンターク嬢とグワトコフスカ嬢▼
10グワトコフスカはこうして「理想の人」にされた▼
11グワトコフスカの急成長▼
12モリオール嬢こそが、ショパンの本当の初恋の人である▼
13加筆された「理想の人」の再登場▼
14
何故ショパンの出国は延期されているのか?▼
15
告別公演の告知▼
16
1830年10月11日、ワルシャワ告別公演▼

検証10
そして祖国に別れを告げた

(BGM/ ピアノ協奏曲 第1番(ピアノ独奏版)、
マズルカ第4648番)

1.グワトコフスカが書いたという、2つの四行詩の不審点(※改定)▼
2.ヴロツワフより/ヴォイチェホフスキは本当に同行していたのか?▼
3.ドレスデンより/親友「ティトゥス」は何処にいるのか?▼
4.プラハより/ここでも「ティトゥス」は何も語られない▼

検証11
第2回ウィーン紀行と
贋作マトゥシンスキ書簡

(BGM/マズルカ第3番、歌曲『使者』、歌曲『魔力』、
歌曲『戦士』、マズルカ第6番、ノクターン第20番、
歌曲『悲しみの川』、ワルツ第3番、マズルカ第7番、
歌曲『許婚』、ノクターン第12345番)

1.ショパンの贋作書簡の典型的な見本▼
2.ワルシャワ蜂起前夜▼
3.ヴォイチェホフスキの英雄的行為は事実なのか?
4.贋作マトゥシンスキ書簡はこうして作られた▼
5.贋作マトゥシンスキ書簡、その3▼
6.エルスネル書簡から分かるカラソフスキーの嘘▼
7.ショパンは本当に手記(日記)を書いていたのか?(※改定)▼
8.半年間の空白▼
9.ハンカ宛の手紙から分かるカラソフスキーの嘘▼
10奇妙な「家族書簡・第7便」▼
11「家族書簡・第8便」と「失われた手紙」▼
12父ニコラ・ショパンからの手紙?▼
13愛国詩人ヴィトフィツキからの手紙▼
14「家族書簡・第9便」におけるカラソフスキーの嘘▼
15カラソフスキーが切り捨てた「家族書簡・第10便」▼

検証1
シュトゥットガルトの手記は贋作である


(BGM/革命のエチュード、前奏曲 第24、2番)

1.シュトゥットガルトの手記(日記)とは何なのか?▼
2.このアルバム(日記帳)は何処から出て来たのか?▼
3.自他共に認める筆不精のショパンが、果たして日記など書くのか?▼
4.擁護者達の苦しい弁明、ヘドレイの妄信とニークスへの対抗意識

5.パリ到着後との温度差

検証1
パリ時代のヴォイチェホフスキ書簡
(仮題)

1.「カルクブレンナー事件」に見るそれぞれの人間模様
2.カッセルのドイツ人ヴィークとは、結局シューマンなのである
3.文通が途絶えた本当の理由
4.両親との再会、カールスバットの謎
5.突如現れた、最期の病床からの二通は本物なのか?

検証1
ヴォジンスカ書簡(仮題)

1.本当の初恋の相手は誰だったのか?
2.何故ショパンとの婚約は破棄されたのか?
3.『我が悲しみ』の本当の意味

検証1
フォンタナ書簡(仮題)

1.フォンタナ書簡に必要不可欠な項目とは?

検証1
ド・キュスティヌ書簡(仮題)

1.あまりにも多過ぎる不審点

検証1
フィルチ書簡(仮題)

1.書簡収集マニアが陥る落とし穴

検証1
サンド書簡(仮題)

1.ジョルジュ・サンドこそが「理想」であった本当の理由
2.破局の原因はサンドのお家騒動ではない
3.ルドヴィカは何故、サンド書簡を人手に渡したのか?

検証1
ソランジュ書簡(仮題)

1.ショパンが彼女をかばった本当の理由

検証20
本物のポトツカ書簡(仮題)

1.唯一現存する本物の手紙が語るもの
2.それでも、ポトツカがショパンの「理想」になり得ない理由
3.チェルニツカは単に唆された実行犯に過ぎず、黒幕は他にいる

検証21
グジマワ書簡(仮題)

1.三種類あるグジマワ書簡の矛盾
2.レオに報告した遺言の内容は本当なのか?

検証2
ルドヴィカカラサンティ書簡
(仮題)

1.手紙が発見された経緯
2.スキャンダルを流布する者達の無知と欺瞞
3.そもそも手紙が書かれた動機は一体何なのか?
4.これは現実の郵便物として成立し得るのか?
5.内容的に「手紙の文章」と言えるのか?
6.ユゼフ・カラサンティ、その真実の人間像とは?

 

参考文献・関連書籍紹介
(各ページBGM付)

0.書簡集編▼
1.伝記編▼
2.音楽論編▼
3.その他編▼
4.伝記マンガ/児童書編▼
5.洋書編1(~1999)▼
  洋書編2(2000~)▼
6.ピアノ音楽誌ショパン編▼
7.同時代の芸術家達
   ジョルジュ・サンド編▼
  フランツ・リスト、ロベルト&クララ・シューマン編▼

ショパンの楽譜紹介
(各ページBGM付)

1.バラード▼
2.練習曲(エチュード)▼
3.即興曲(アンプロンプチュ)▼
4.マズルカ▼
5.夜想曲(ノクターン)▼
6.ポロネーズ▼
7.前奏曲(プレリュード)/ロンド▼
8.スケルツォ▼
9.ソナタ▼
10ワルツ▼
11その他の小品/ピアノ協奏曲等▼
12全集/オムニバス▼
13アレンジ物・初心者用▼
  アレンジ物・他ジャンル用▼

ショパンの関連CD紹介
(各ページBGM付)

1.ショパン全集▼
2.ショパン・コンクール関連▼
3.ピアノ協奏曲▼
  ピアノ協奏曲(室内楽版/独奏版)▼
4.ピアノ・ソナタ(全3曲収録/第1番のみ収録)▼
  ピアノ・ソナタ(第2番と第3番を同時収録)▼
  ピアノ・ソナタ(第2番のみ収録)▼
  ピアノ・ソナタ(第3番のみ収録)▼
5.練習曲(エチュード)▼
6.前奏曲プレリュード
7.即興曲(アンプロンプチュ)▼
8.マズルカ
9.夜想曲(ノクターン)▼
  夜想曲(ノクターン)アレンジ物編▼
10ポロネーズ
11スケルツォ
12バラード▼
13ワルツ▼
14
その他の小品、室内楽、歌曲

筆者紹介

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ショパンの手紙 その知られざる贋作を暴く

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